こんにちは いっしんです。
今回は世界遺産・首里城をテーマに、①首里城の歴史、②那覇空港からの行き方、③周辺の飲食店情報を、最新の一次情報や公的サイトをもとに整理しました。現地再建の進捗も含め、はじめての方にも再訪の方にも役立つ“実用×教養”のまとめです。
なお久々に首里城を訪れてみたくなったので、今回記事にしました。
首里城の歴史――王国の政治・文化・信仰が交差した舞台
首里城は、琉球王国の王宮(居所)であり、政治・行政を司る首里王府の中枢、さらに神女(しんじょ)を通じた国家祭祀の拠点でもありました。芸能や工芸が育まれた文化の中心でもあった点が大きな特徴です。
王国の終焉(琉球処分)後は日本軍の駐屯や各種学校への転用を経て、1945年の沖縄戦で焼失。その後、跡地は琉球大学のキャンパスとなりましたが、大学移転後に復元事業が進み、現在の復元は18世紀以降の姿をモデルとしています。(沖縄公園)
戦後復元の大きな節目は1992年。主要施設の復元公開が始まり、沖縄の“象徴”として再び市民と来訪者を迎える存在に。城跡そのものは、2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一部としてユネスコ世界遺産に登録されました。(Japan Travel)
しかし2019年10月、正殿を含む主要9施設が焼失する火災が発生。以後、「見せる復興」を掲げて復元が進み、2022年11月に正殿復元整備工事の起工式。現在は2026年秋の正殿完成に向けて工事が進行中で、2025年には正殿外観が完成、素屋根の解体が段階的に進み“令和の正殿”の姿が見えつつあります(園内の見学デッキや素屋根見学エリアは工事進展に伴い順次終了)。最新の状況は公園公式の復興ページで随時更新されています。(内閣府ホームページ)
今の復元中の首里城も見ておきたいと思ったので、次回の一人旅で訪問してみようと思っています。
那覇空港から首里城への行き方(モノレール/バス/タクシー)
最もわかりやすいのはモノレール(ゆいレール)。
那覇空港駅から首里駅(終点)まで約27分、運賃は大人340円・小児170円(現行案内)。首里駅から守礼門までは徒歩約15分です。首里駅からの徒歩ルートは、公園公式が写真付きで詳しく案内しています(「守礼門ルート」「上の毛公園ルート」)。(沖縄公園)
バスで“上り坂を省略”する方法も有効。
首里駅前バス停から市内線1・14番/市外線346番で「首里城公園入口」下車(徒歩約5分)、または首里城下町線7・8番で「首里城前」下車(守礼門まで徒歩約1分)と、バス停が門前に近いのが利点です。時刻・系統は事業者や那覇市の案内、のりもの検索で確認を。(沖縄公園)
タクシーは空港から首里城まで所要約13分、目安運賃は2,400〜2,900円ほど(交通状況により変動)。大きな荷物があるときや時間が限られるときに便利です。(Rome2Rio)
補足:城内の無料・有料エリアや復元工事の見学可否は時期で変わります。訪問前は首里城公園公式の最新「アクセス」や「お知らせ」を確認すると安心です。(沖縄公園)
首里城周辺の飲食店ガイド(徒歩圏の“ローカル名店”中心)
復元見学の前後に立ち寄りやすい、定番かつ評判の店をジャンル別に厳選しました。営業時間・定休は変わるため、来店前に最新情報をご確認ください。
沖縄そばの名店
- 首里そば(首里駅徒歩圏)
かための自家製麺と澄んだ出汁が主役の老舗。昼の短時間営業&売切れ仕舞いのため、開店直後が狙い目です。(首里そば) - てぃしらじそば(儀保/首里駅から徒歩可)
太めちぢれ麺にカツオ・豚・鶏の旨味が重なる一杯。シンプルながら“また食べたくなる”系として地元支持が厚いです。(食べログ) - 首里 ほりかわ(守礼門近く)
自家製豆腐と無化調スープが評判。落ち着いた雰囲気で、観光の合間の昼食にも。(沖縄公園)
琉球料理・郷土料理
- 首里殿内(すいどぅんち)(金城町石畳道沿い)
古民家風の一軒家で、ミヌダルやどぅる天など琉球料理をゆったりと。散策と相性のよい立地です。(〖公式〗おもろ殿内|おもろ殿内 首里殿内 北谷殿内 美浜殿内)
カレー・スパイス系(気分を変えたい日に)
- あじとや 首里城店(崎山町)
黒糖を使ったスープカレーが看板。週末ディナー営業など最新案内は公式で確認を。(ajitoya.net)
甘味・景観スポット
- 石畳茶屋 真珠(金城町石畳)
首里城南側の石畳散策とセットで。営業時間10:00–17:00(火休・要確認)。(ナビタイムジャパン旅行)
参考:周辺の飲食店を網羅的に探すなら、食べログ「首里城跡周辺ランキング」も便利(ランキングは変動)。(食べログ)
上記のお店はまだ行ったことがないところばかりです。首里城自体もう20年近く行ってなかったので。。。近々行く予定ですので、お店の感想は𝕏かブログ記事で紹介しますね。
まとめ
首里城は、王府の政治・祭祀・文化が一体化した“琉球の頭脳”でした。戦火と度重なる焼失を経ても、その価値は復元と研究の積み重ねで受け継がれています。現在は「見せる復興」の歩みが続き、2026年秋の正殿完成に向けて工事が進行中。アクセスは空港からゆいレールでシンプル、時間や体力に応じてバスやタクシーを組み合わせるのがおすすめです。見学の前後には、守礼門周辺や石畳道の飲食店で、沖縄そばや琉球料理をゆっくり味わってください。(沖縄公園)