投資のゴールは変えない方がいい理由

以前読んだ本に、投資のゴールは変えない方がいいと書いてありました。私もそう思います。

基本的なゴールは、退職後の生活が出来るかどうかだと思います。退職を何歳にするかは人によって異なるため、当然そのゴールも異なります。

大切なことは、作った資産で人生をきっちり終えること。あまり過剰な資産は不要ですし、それを目指すと今の生活がとても辛く面白くないものになってしまいます。

理想的には、早いうちに目標金額に到達し、余裕を持って人生を楽しむことだと思います。

目次

老後にいくらかかるのか

老後の生活費は、夫婦で36万円程度と言われています。これだけあれば余裕だそうです。私の感覚的には、もう少し少なくてもいいかなと思います。

老後を20年として考えてみますと、36×12×20=8640万円のお金が必要です。結構大きな数字ですよね。

私は、65歳くらいまでは働きたいと思っているので老後20年を考えれば十分だと思っています。もちろんもっと早く退職したい人は資産をより多く作る必要があります。

また、それに対し年金はどの程度もらえるでしょうか。ここはあえて少なめに計算することをおすすめします。余裕を持っておきたいですからね。

私は国民年金なので、年間66万円ほどと計算されています。夫婦で年間132万円ですね。20年程度の老後で考えるとこれの20倍ですから、2,640万円の年金を受け取れることになります。年金って少ないですよね。収めた税金を考えるとなんか納得出来ない部分もありますが、仕方がありません。

そうしますと、上記の8640万円から2640万円を引いて6,000万円を用意すればいいことが分かります。老後2,000万円問題とはなんだったのかという数字ですね。。。

退職金はいくらくらいもらえるのか

サラリーマンと違って、私のような個人事業主は退職金がありません。全て自分で用意しないといけない。

これには国の制度を使うのが基本だと思います。まずは小規模企業共済。次にiDeCo。

小規模共済を夫婦で利用すれば、年間で168万円を経費に出来ます。そしてそれが退職金となります。20年も継続すれば3,360万円にもなります。もう少し継続すれば4,000万円近い退職金が出ます。

大きな企業の方は、退職金も同程度出た上に、厚生年金までもらえるので羨ましいものです。

ゴールをどの程度に定めるか

私のゴールは6,000万円より少し多めの7,000万円としました。退職金(小規模企業共済)の4,000万を引いて3,000万円を資産形成で作ればいいことが分かります。

iDeCoやNISAを駆使すればなんとかなりそうな数字です。

自分が何歳まで働きたいかを想定して資産形成をしています。そして、3,000万円を超えた部分は好きに使ってもいいですし、場合によっては早期退職費用にしてもいいと思っています。

つまり選択肢が増えるわけです。

まとめ

ゴールを7,000万円と定めることで、焦らずに資産形成が出来ます。退職金に当たる小規模企業共済も60歳まで働くことが前提に数字ではありますが、長い目で資産形成をすることが出来ます。

このゴールを移動させてしまうとずっと資産形成を続ける必要があるため、とても人生が辛いものになってしまいます。よく億り人などと言われて1億円を目指そうとする動きがありますが、正直そんなに資産は必要ありません。私の目指している7,000万円でも多いくらいです。

一般的なサラリーマンの方は厚生年金ですから、退職時に3,000万程度あればいいのではないでしょうか。

いずれにしても自分にとってのゴールを定めたあとは、それを動かさないことが大切。

何歳までにその数字に達成するかを予測しながら、今現在もしっかり余裕を持って生活した方が楽しいですよね。

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この記事を書いた人

ミニマリスト。一人旅愛好家。主な旅先は沖縄です。1年に2〜3回は行ってます。それでもまだ満たされないので、将来は毎月のように行きたいなと夢見ていています。沖縄旅歴15年。

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